羊の糸紡ぎ
原稿三昧とフルートと病院漫才でたまに家族孝行。最近はNey Matogrossoへの愛の日々(笑)。
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そして僕は途方に暮れる。
木曜の朝、実家から送りつけた荷物が着きました。
内容は実家に置いてたコミック諸々と、親には見せたら割腹自殺ものの部誌です。
‥‥‥‥‥はい、私が高校生の時所属していた写真部の部誌です。
改めて見てみて、とてもいたたまれない気持ちになりました。こーいうのを「若気の至り」と言うのかしら。
私が一年生の時、10月から翌年3月まで、部活動が禁止されてました。というのも…事情は当時の部誌から抜粋してみましょう。
「●先輩のハイニッカがとうとう見つかり、3月まで停部となってしまった。Sは『憩いの場がなくなる』といい、ellisは『私の青春を返せ』と言っていた。とにかく今日はヤバいものはめいめい持ち帰るなり何なりし、どうしても、といったものはすべて異次元空間へと飛ばし、食物の類は異次元空間の一歩手前にとどめた。すっかりゴミを処理し、殺伐とした部室を眺めてellisは『こんなの部室じゃない』と、すっかり写真部に染まった意見を発し、Sは『これからどうすればいいんやろう』と、悲しげな一言だった。まあ何にせよ、楽園崩壊であることに変わりはない。代々続く部誌を取られるわけにもいかず、これはellisが持ち帰らさせて頂いた。これより3月までを『地獄の日々』と称し、この悔しさを克明に綴っていきたいと思う。何だか変な気分だ。明日も明後日もそのまた先も、無意味で楽しくムダな時間を過ごすはずだったのに。校長室に火炎瓶を投げたい衝動に駆られたが、その思いも儚く散ることであろう。『地獄の日々』の幕開けである。いつか校長に目にもの見せてやりたい。逆襲の計画を練ることにしよう。」

‥‥‥‥‥何て物騒な文章でしょうか。ちなみに書いたの私です。紛れもなく私の字だ。
とにかくこの部誌では、「ちょっとしたことをとても大げさに書く」のが前提だったため、こんなことになっています。が、行動そのものと科白には嘘偽りがない気がします。
異次元空間ってどこだよ。と考えましたが、暗室の印画紙入れがそうだったと思い出しました。金庫のようなそれに、印画紙(自費)と薬液(コレクトールという現像液。粉末状で、ぬるま湯に溶かして使う。再利用可。但し回数を重ねるごとに無色透明からウーロン茶のような茶色に変わる。この一歩手前で廃棄、作り直す)を保存してました。ついでにコミックとかエロコミックとかもそこに突っ込まれたのです。ここなら先生たちにも気づかれまいと。
ちなみに「この悔しさを克明に綴っていく」などと書いてますが、その部誌はその後1ヶ月くらいで記録がなくなってます。面倒になったんだな、俺。

この「火炎瓶を投げたい」などのくだりは、今なら規制が入るのでしょうか。入りそうだ。
こんな気持ちにさせられた校長に、その後何故か気に入られ、しょっちゅう呼び出しをくらう事なぞ、この時の私は知るよしもありません。解読不能な原稿を全校放送で読まされたこととか。
そういえば、この部室には酒類の他にもトランプ、花札、カード麻雀、将棋(囲碁将棋部からパチッてきた)、囲碁(同)、オセロ、ラジコン、コーヒー紅茶、砂糖などがあったはずですが、それらはどうしたんだっけな。
念を押しておきますが、高校の写真部ですからね?
花札で部費の小銭をチップにして、しょっちゅうオイチョカブをやってましたが、何ていけない高校生だ。麻雀はルールを覚えるまで先輩がついてくれます(というか、強制参加させれらるというか)。
ちなみに暗室で昼寝をしていて、先輩にマジックで腕時計を書かれたのは私です。今思えば、あんなカビくさい(真実カビだらけ)暗室でよくそんなことを。
ついでに、そこは「水子の霊が出る」ともっぱらの噂でした。高校の部室で水子って、どうなんだ。一度引伸機の電球が爆発して(ちょっとした音と煙でした。隔離された部室でよかった。普通なら消防沙汰というか、教員がやかましいです)、威力を見せてくれたっきりです。でも水子の威力なのか、それ…。

何冊目かの部誌の最後に「写真部用語辞典」がついてました。
真面目な項目の中に、「中村主水」とかが混じってるのがいい感じです(そうか?)。
部室は代々汚かったらしく、顧問の先生が怒って掃除したなどの記録が残されています(しかも用語辞典の所に…)。今ではとても綺麗に、かつ顧問の管理のもと使われていると聞きますが、そんなの私の知ってる写真部じゃないわっっ!
ちゃんと「アンダー(露出)」、「イーゼルマスク」、「Fシリーズ(一桁)」、「ストロボ」、「タムロン」、「流し撮り」、「ノーファインダー」、「パンフォーカス」などの本当に本当の写真用語も説明してありました。
ですが「TTL」という項目の説明は一言、「カメラに聞いてみなさい!」でした。本当はこんなのでしたが、別に知らなくてもよかったんだな…。

私が保管した以降の部誌は、運が良ければ母校にあるはずです。…が、あんまり読みたくないというか、思い出は美しいままにしておこうというか。
ここと生徒会活動で心から弾けきった私は、死んだ魚の目から復活を果たしてました。でも今はまた死んでます。
冷静に考えれば、部活動と生徒会活動で「教育的に間違った意味で」弾け倒すというのが、そもそも間違っているのですが。
もんむさんに「何しに学校に行ってたんですか?」と聞かれましたが、この通り遊びに行ってました(懺悔)。
ですが。これほど悔いのない、楽しい高校生活ができるものならしてみろってんだ。
学校の先生たちも基本的に好き勝手させてくれた(まあ飲酒喫煙はさすがに…ねえ。お菓子とかコミックとかは滅多に叱られない)ので、遅くまで居座ってました。家はパパンと揉めてたので、余計に学校にこもるというか。
高校生なりに進路に悩んだりしてたとは思いますが、人生謳歌しまくってましたな。なめきってたとも言いますが。
ここで真面目に過ごしていれば、もうちょっとマシな人生送れたかもしれないのに。やり直しがきいても、多分真面目に過ごさないと思うけど(それどころか、『結果的に大卒できたからええやん』とか言って、もっと遊びそうだ)。
まあ、しかしどうしようもない記録ですな。ほとぼりの覚めた頃に、母校に寄付しようと思います。いつのことだかは、神のみぞ知るってことで…。
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