羊の糸紡ぎ
原稿三昧とフルートと病院漫才でたまに家族孝行。最近はNey Matogrossoへの愛の日々(笑)。
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ちょっとひもじい話。
本日外に出るのも面倒で(というか、ぼーーっとしてただけだ)、朝以外はうどんで生きております。


昔は焼きうどんなんて嫌だったのになあと、遠い目をする女のサイトへようこそ。
そんなことを言っていた両親が、真っ先に焼きうどんを推奨し始めました。


というわけで、昼も夜もうどんで食いつないでますが、現実のうどんデーはこんな感じらしいです。半夏生とは盲点な。確かあの日はタコを食えば夏バテしないと、魚屋バイトの時に仕込まれたような…。うどんでタコかー。茹でる以外共通点ないやないね。ちなみに半夏生とは、夏至から11日目のことです。タコは関西の風習なのかしら。もと地元にいた時は、聞かなかったもんな。
タコは茹でたやつを小さめのぶつ切りにして、同じくゆがいたワケギとガスコンロであぶった油揚げを一緒に芥子酢みそで和えるのが好きです。うちでは「ぬた」と言っていますが、これが正式名称なのか?
‥‥‥‥‥‥‥調べたら、合ってました。でも長ネギでやるのが本当みたいです。ワケギで「サラダ感覚」と言ってたレシピも見ましたが、うちではものの見事に酒の肴扱いです。
ついでに、貧しい時はタコが外れたりします我が家(泣)。もっと言えば、パパンが歯が悪いので、固い物が噛めない時にも外されます。しかし娘がタコ好きなので、帰省すればもれなくタコ入りぬた、タコ入り酢の物。茄子も好きなので、茄子を干し桜エビと一緒に炊いたやつとか。しかしどこまでいっても酒の肴から抜け出せませんな。パパンが酒好きなのが悪いのか、酒も飲めないくせに肴好きなママンが悪いのか。


小さい時は自分の家が貧乏だと知らなかったので、「厚揚げを焼いてショウガ醤油で頂く」のが貧乏メニューだと、去年くらいまで気づきませんでした。あ、別にそれ以外に副菜があるわけでもなく、それとご飯とお漬け物ですよ。うーん、時々卵焼きもついてたような。
‥‥‥‥‥‥‥どう見たって、貧乏メニューやがな。
でも美味しかったからいいの…。
うちは現在でも裕福ではありませんが(キャスバル兄除く)、昔はそれに輪をかけて貧乏だった(一家全体)ので、どこへ行くにも手作り弁当持参、お茶持参。普段のご飯は豆腐系メニューが多かった(泣)。そんで何でも手作り。見よう見まねでコロッケもハンバーグもグラタンも。ママンの方のばーちゃんが、料理上手だったこともあるのでしょうが(この人は、自分の妹がやってる料亭の板場さんの作業をじーっと眺めて帰って、まったく同じように料理していたと聞いてます。明治生まれなのにパスタもハンバーグもお手の物だった、ハイカラばーちゃんでした)、ママンの家系は皆料理上手です。そして皆「手作りでやり過ごす」。
それで子供の私が「うちは貧乏なのか」と思っていたかといえば、そうでもなく。このへん両親のカモフラージュが巧みだったのか自分が単純過ぎたのか、「こーいうもんだ」と信じ切ってました。
パパンはおかげさまで「おふくろの味」をきれいさっぱり忘れ去り、ママンの味に染められたようです。っつーか、死んだばーちゃん料理嫌いだったみたいだし。というわけで、ママン曰く「餌付けた者勝ち」だとか。あんたどこの毒婦ですかママン。


こんな我が家ですが、一度電車で旅行中(私は覚えてない)、事故で電車が止まってしまったそうです。駅にはまだ遠く、他のお客さん達が小腹どころか大腹を空かせてる中、我が家は悠々とママンのお弁当を頂いていたとか。よそのちみっ子が、余りに物欲しそうに見るので、分けてあげたとも聞いています。この話をする時の、パパンの勝ち誇った顔といったらないですが、冷静に考えろ。それはパパンではなくママンの功績ではないのか? ついでにいえば、「外食する」なんて大気圏外の話だった我が家の経済状況がさせた技です。小さい時の「外食」といえば、2~3ヶ月に一度、ファミレスに行くことでしたよ。マクドもまだ今みたいになかったしなー。あってもあんまり食べさせてもらえなかったけど、別にそれでいいと思ってたし。なので家族で懐石に行ったりフランス料理食べたりするより、ファミレスに行く方が郷愁をそそります。切ない思い出か、そうだな。


こんな我が家ですので、大阪から田舎に引っ越したのは家計にとって幸いしたようです。何せキャスバル兄は、あのまま大阪にいたら灘中・高に間違いなく進学していましたので。6年間も私立におられたのでは、きっと妹が進学する頃には「頼むから公立に行ってくれ。さもなくば奨学金取ってくれ」と言われていたことでしょう。田舎でも滑り止め私立を受けた時(田舎では公立高校に行く子が頭良くて、私立に行く子がバカ扱いでした)、実は授業料免除を取り付けたところを受けてましたもの。ははは、ほんまに切ないな。
うーむ、しみじみと「貧乏を甘受せねば」という気分になります。私の没落貴族趣味が、どこで培われたかといえば、もとは貧乏でない両親それぞれの感性みたいです。『エロイカ』で「仔熊のミーシャ」が「貧すれば鈍する」と言ってましたが、両親の感性がしばらくさびついていたのは事実のようです…。そしてパパンはほんまもんの貧乏性に…(泣)。いいものあげても「よそ行きにする」など、ジェイムズ君的な悲しい科白が多いです。
来週は両親と会うので、この前の天橋立土産の地酒でも飲むか…。
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