羊の糸紡ぎ
原稿三昧とフルートと病院漫才でたまに家族孝行。最近はNey Matogrossoへの愛の日々(笑)。
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主治医との会話・その他。
毎回隔週でお送りしている病院漫才ですが、カットこそすれ全部実話なのが悲しいところ。
逆の見方をすれば、こんなに濃密なコミュニケーションが取れていていいなあと思われる方もいらっしゃることでしょう。
ただ、ここには書いていないだけで、結構意地の張り合いもしています。
今回は、ちょっとこぼれ話です。


↓でも「嬉しくない」と言っていましたが、主治医が「偉い」と言っていても、本っっ当ーーーに褒められている気がしません。
その旨を素直に言ったところ、
「そんなに私は信用ないですかー。私は誠心誠意褒めてるのにー。ほなあれやな、私がよっぽどひねくれ者やと思ってるわけやな?」
いや、「思ってる」じゃなくて、事実そうですから。
「どーせあれでしょ、先生かて私のこと、どーしよーもない天の邪鬼くらいには思てはるんでしょ?」
「………」
無言かよ。そこ、何かツッコめよ!! 純然たる事実なんだけどさ。ノーリアクションって悲しいよ。


「……最近、何か面白い本あった?」
「本読めてません」
原稿に集中してる時、うっかり誰かの作品を読むと、影響されちゃったりするのです(泣)。意志の弱いellisですたい。
「あ、そうなん? 私はあれやね……ほら、あの人……えーと、何ちゅうたかな……えーと……」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥少々お待ちくださいませ。
「く、久世……」
「久世光彦さん?」
「あ、そうや、その人や。その人の『一九三四年冬-乱歩』っていうのを読んだ。面白かったわー!」
「ふーん、どんな話?」
「江戸川乱歩がスランプになった、っちゅう設定の話やねんけど、いやー、作家がスランプに陥ってゆく状態が実によく書けてた。ようできた話やったね」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥嫌味?
「どこから出てるの?」
「どこやったっけー?」
勝手に文春か講談なイメージを持っていましたが、最初に集英社から出て、新潮社から出直してるみたいです。
「背表紙2色やったから、講談やったような……」
うっそつきぃー。無理に答えなくていいのに…。


「新聞は読むけど、本はあんまり読めてないです。原稿終わったら、それ買ってみよっかな」
「貴方、新聞読んでるの? 偉い!」
「……当たり前でしょう?(この辺もバカにされてるとしか思えない)」
「どこ取ってんの?」
「……朝日」
「……(ぷ)あ、そう。朝日読んでるの、へえー」
「何さ、ほな先生んとこは何読んではるん?」
「うちは読売ですねえ」
「読売は嫌いや。巨人の記事ばっかりやから」
「関西の読売は、阪神のことようけ書くで。でないと売れへんから」
「ようけ書けばええっちゅうもんでもないやん。結局勝っても負けてもジャイアンツ目線やろ。スポンサーやから、しゃーないけどさ。それにナ●ツネさんが威張ってはるのは嫌。頑張ってはるとは思うけど、何か好きになられへん」
「新聞全部読むの?」
「まあ、一応。しんどい時は、社説と『天声人語』、国際欄と政治欄、経済欄くらいかな」
「社説とか読んで、『ここの日本語おかしいなー』とか、『ここの文章変やろう』って思ったり、誤植を添削したりするんやんな?」
「何でやねん、しませんよ」
「せえへんのか! 私はするで?」
……普通、新聞ってそういうために存在するのではないと思います。
「私ゃ、社説なんか絶対読まへんね。っしょーもない!」
「社説はあきませんか?」
「コラムもあかんな。文章力のない人間が書いてたんでは、読む気にもならへんわ」
言論の自由を大概謳歌している主治医を前に、「こんな医者に期待されてる私ってのも、結構重圧なんだよなー」と、思っていたことは内緒です。
「ひとつ、天の邪鬼な行為といえば…」
「お、何かしてますか?」
「社説とか読んでも、『その意見が絶対とちゃうよなー、流されへんでー』と、文章の裏を読むようにはしてます」
ろくでもねえ会話だ…。


診察室を出たら、長いこと待ってるらしいお兄ちゃんにごっつい睨まれたのですが、主治医の機嫌をよくしているのだから、そこだけは感謝してほしいです。
ビョーキの話はしてくれないのに、書籍の話になったらぺらぺらと舌を動かす主治医ですよ。
……きっと、他の患者さんには「普通の精神科のお医者さん」なんだろうなあ……。
いえ、私にもいいお医者さんなんですがね。



  ☆面白いと聞いたら読みたくなってしまう、優柔不断なellisに「てめーの意見はどうしたよ」と、ツッコミのワンクリックをお願いします。☆
   悲しいことに、主治医と本の趣味が結構似ているのです……とほほ(涙)。
  
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