羊の糸紡ぎ
原稿三昧とフルートと病院漫才でたまに家族孝行。最近はNey Matogrossoへの愛の日々(笑)。
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この主治医野郎ども。
……だ、だる眠~~~。
帰ってきて一番の感想はそれか、ellis。


待ち時間にハードカバー一冊を読破した女のサイトへようこそ。
読むのが速いってのも、いいんだか悪いんだか。
病院漫才を含むので、今日は長いですよ。お覚悟!


久しぶりに駅前に出たので、美容院へ行って金曜の予約を取り、書店に寄ってお目当てのハードカバーと衝動買いの文庫をゲットしました。
さて、お昼を取りたいところですが、どうせ精神科終わったら神経内科まで待ち時間あるし。薬だけ飲んでおこうっと。
そんなこんなで精神科です。
「どうですかー?」
「いい感じですー」
「ほう、それは素晴らしい。この暑い日が続く中、ええことやないですか」
……すいません、主治医。さりげなくジャブ入ってます?
「でもせっかく食べられるようになってたのが、またちょっとあかんようになりましたけど」
「ええやん、食べてんのやろ?」
「一応ね」
「ほな、もう原稿書きまくりやな?」
「フルートの方で作詞してるから、それは明後日から。でも、『できるかなー?』くらいには持ち直してますよ」
「ほうほう、そりゃあええこっちゃ。他、何かある?」
「うーん、暑いから寝苦しいのは皆一緒やし……。あ、こんな本を買ってみましたが」
と、本を出してみると、ツッコミ入れまくりのくせに手放しませんよ。
文句言うのか読むのかどっちかにしなさい、主治医。
「あかん、この書き方はあかん。この表現は何や、意味分からへん。申し訳ありませんが、これは私にはダメです」
……別に主治医の賛同は欲しくないからいいよ? っていうか、「ダメです」って言ってるのに、何でまだページをめくりますかね。ツッコミどころ探してるの? それとも本能が活字を追うの?
「まあね、私も戦後教育を受けた愚か者ですから、大きな事は言えませんがね」
「……だからって、『サイタサイタサクラガサイタ』をやりたいわけやないんでしょ? 旧仮名旧漢字の世界にダイヴしたいんでしょ?」
「そう! もうまったくもって堕落しきってるね! あかんね!」
なんだかんだと文学の話をしていましたが、何故か話が当世リバイバルの『蟹工船』に及び、私がゼミ時代の嫌な思い出を引っ張り出してしまいました。
プロレタリア文学を一応ちらっとやったはいいんですが、やはりバカ女子大。お働きあそばしてないおぜう様方も多うございました…。そんな中でプロレタリア。無理がありました。
「普通に読んでるだけの人はいいですよ? せやけど、仮にも国文学を学ぼうとしてる奴らが、『私にはそんな働いた経験がないから分かりません』じゃないでしょう! 分かろうと努力せなあかんやないですか!! その後ろ向きな姿勢が私は嫌なんです! 許したくないんですよ!!」
それまで「そんなん私に言われてもなー」と、かわし続けていた主治医が苦笑。
あれ? 何か変なこと言いましたか、私? 
これまで主治医が燃えて「許せん!」というのを「そうよねー」と聞いてはいても、私が「許せません!」というのは珍しいのですか。
……とりあえず、主治医の機嫌は一気に良くなりました。
「ほな、薬はこれでええんやね? ……あれ、こないだからアモキサン増えてたんか」
今更何言ってるんですか? だから論説もぶつんですよ?


そのまま神経内科に行くと、入り口に「現在*#時、予約の診療中です」と、私の予約時間から4時間ほど遡った時間が貼ってありました。
看護師さんに予約票を渡し、「ご飯食べてきますねー」と、逃避すること2時間。
ハードカバーがもうすぐ読み終わるところで、「ellisさーん、どうぞー」と、呼ばれました。
「どう? ちょっとは食べた?」
真っ先にそれですか。
「お薬変わったんで、大分元気になりました」
「おー、そらええこっちゃなー」
言うまでもないのですが、大変混んでます。なのにどうして、この主治医も文学論とか言葉の使い方とかの雑談をしたがるのですか。
間違いなく、気分転換されてますね。まったく、この主治医野郎どもは!!
「こないだテレビで『汚名挽回』って聞いて、違和感なかった自分にちょっとショックやったわー」
「ほえ? 『汚名』は『返上』するか、『雪ぐ』もんやないんですか? 『挽回』するのは『名誉』でしょ?」
「そうやねん、そうやねんけどなー。ぱっと聞いて変に思わへんかってん。あれはあかんなー。どっかの国語辞典には、その使い方でもええって書いてあるみたいやで?」
「どこですか、そのドアホウな辞典は! 赤マジックでライン引いた後、付箋つけて送り返してやる!!
本当にやりたいです。
「そういや、『負け組』とかの変な使い方って、いつから始まったん?」
「さあー? やっぱり金融危機あたりで『みーんな中流』って考えが崩れかけた頃からとちゃいますか?」
「ああ、あの辺なー。そういうたら、最近の本の流行り方って、僕らよりちょっと上世代の流行り方とはちょっと違うよなー。誰かがええって言うからそれがええっていうのは、どうなんやろうなー?」
「先生らのちょっと上いうたら、あれですか、『とりあえずこの辺は格好だけでも押さえとかな』みたいな読み方してた、あれ?」
「そうそうそう、カミュとか、ロシア文学とか哲学とか、ワケ分からんでも必死になって読んだけど、今の子は違うねんなー」
「読んでるだけ、マシとちゃいます?」
「ま、そない言うたらそうやねんけどなー。何か釈然とせんわー」
そのもやもや感は、何となく分かります。分かるんですが……。
後ろで看護師さんの殺気立ったお仕事ぶりが伝わってきます。先生、鴨川の話もいいし、御所の話も素敵だけど、そろそろ背中が痛いよ。
「せんせ? 今日混んでるんとちゃうん?」
「せやねんなー……」
……ブレイクタイムにしたいのね?
「あーあ、しゃーないなー。薬、どないするー?」
「ゾーミッグは、あと二つしかないです。今月はようけ使ってしもた…」
「ほなようけ出しとく?」
いえいえ、待って。そんな簡単に10錠も出さないで。これ、一錠1024円なのよ? 3割負担を考えても、10錠は買えません。
「せんせー、私な、今日は本買ったから、そんなに薬買われへんわ」
「よろしい! いいよー、そのライフスタイル! やっぱり趣味優先やんな?」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥いえ、病気優先やと思います。
ま、最近安定剤も減ってきてるし、いいんだけどね。


こんなことをしていたせいでしょう、ツケが会計の頃に来ました。
気力が保たなくなっちゃって、呼吸が浅くなるわ手が震え出すわ。せ、セルシン、セルシン。
……はー、ひと心地……。……? あれ? ちょっとー? 待っても待っても落ち着かないよー?
やむなく2錠目とブドウ糖投入(普通の人は立っていられません)。うー、一日容量オーバーだ。これ以上はダメだなー。夜薬入るまで、こりゃー落ち着かんわ。
仕方ないので薬局でしゃがみこんで順番待ちをし、ドラッグストアで急いで無水エタノールをゲットして帰ってきました。
おかげで家の中がレモングラスくさい……。
では、落ち着いたところで(?)仕事しまっす。



  ☆で、『BLEACH』には間に合ったのかと問うてくださる貴方、半分だけ間に合いました。「でも目的は達成されたんだろ?」と、朽木白哉さまのサングラス姿を想像しながら(笑)ワンクリックくださると幸いです。☆
   そんなこと聞いてくださる方には、こっちからワンクリック差し上げたいですよ(どこに?)。
  
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